城攻め

本能寺の変の黒幕に迫る!科学分析による新常識!14の謎が分かる神社仏閣③

本能寺の変の黒幕に迫る!科学分析による新常識!14の謎が分かる神社仏閣③

最新説 本能寺の変の黒幕に迫る

天下統一を目前にした織田信長が討たれた、【本能寺の変

京都では近年のホテル建設に伴って発掘現場から色々見つかっています。最新の本能寺の変の謎が分かってきているので新事実が分かるのがとても楽しみです。

本能寺の変

1582年 戦国の世の終焉を目指し、天下統一を目前にした織田信長が突如として家臣の明智光秀に裏切られ京都の本能寺で非業の最期を遂げる

 

旧暦6月2日に起こっているが、当時の西暦に直すと…1582年6月21日

明智光秀の犯行動機は未だ分かっていません。しかも、その裏には黒幕がいたんじゃないかと事件当時から言われています。

一体なぜ光秀は信長を討ったのか、黒幕は存在したのでしょうか。

本能寺の変に隠された14の謎

なぜ信長は光秀に討たれたのか?そもそも光秀は信長の家臣としては新参者でした。滝川一益・柴田勝家・豊臣秀吉などの家臣がいました。しかしあっという間に出世して側近中の側近になります。信頼関係で結ばれていた信長と光秀、なぜ本能寺の変を起こしたのでしょう?

 

②光秀を裏で操った人物の謎 なぜ室町幕府最後の将軍が黒幕とされた?

③黄金の頭蓋骨に隠された謎 信長はなぜ義弟を処刑したのか

織田信長には妹(お市の方)がいましたが、義理の弟(浅井長政)を討ち、宴会の席で頭蓋骨をさらされることに…

なぜ信長は義理の弟を討ったのでしょうか。その謎が分かるミステリースポットは信長が本拠地としていた岐阜城です。

岐阜城

標高300メートルを超える金華山の頂上にある岐阜城。晴れた日には信長の領地だった濃尾平野や長良川が一望できます。

信長はここを拠点とした時期がありました。ところが、1574年正月とんでもない事件が!

信長はこの日、新年の宴会を開いていた。『今日はお主らに珍しい酒の肴を見せてやろう』家臣たちは驚くべきものを目にした!

黄金に塗られた頭蓋骨!信長と戦って滅ぼされた朝倉義景・浅井長政・久政の頭蓋骨

浅井長政は朝倉に内通し背後から来襲

信憑性の高い歴史資料『信長公記』には”織田信長は浅井長政の頭蓋骨に金箔を貼って宴会の場に飾った”と記されています

※『信長公記』は織田信長に仕えた右筆(ゆうひつ)である太田牛一が記したものです。

【浅井長政】

滋賀県の北半分を支配した戦国大名。信長の義理の弟(妹の旦那さん)

義弟を殺した謎

手がかり①黄金の頭蓋骨

敵対した大名の頭蓋骨に漆を塗り金で彩色したものを家臣に披露したそうです。なぜこのようなことをしたのでしょう

金ケ崎の戦いで浅井長政が裏切ったことが原因です。

【金ケ崎の戦い】

1570年 信長と越前国の武将・朝倉義景(あさくらよしかげ)が福井県・金ケ崎で戦った。信長は浅井長政に裏切られて敗北。命からがら京都へ退却します

 

手がかり②当時の信長のきもちがわかる記録

浅井長政も独立した大名でしたが、婚姻によって織田家に取り込まれる危機を感じていたのでしょうか。

そうとも知らず、信長は心のこもった手紙を送っていました。長政の裏切りを知ったとき信長はこういったと言う。

重要文化財の『信長記』(しんちょうき)に記されています。

浅井は歴然の御縁者たるの上あまつさえ江北一円に仰せ付けらるるの間、不足これあるべからざるの条虚説たるべしと思しめし候のところ

※浅井は私の親類である上北近江の支配も任せていて不満などあるはずがない。裏切りなんて嘘に決まっている

信長は長政に裏切られたことが本当にショックだったんだ

そんな裏切りから3年、1573年 信長は浅井家を滅ぼし長政は自害しました。

当時の光秀も信長を裏切るととんでもないことになると思ったのでしょうか。

 

手がかり③信長は純粋だった

信長は信じやすくその後も何度も裏切られる。その究極の裏切りが本能寺の変】なのかもしれない。

頭蓋骨を黄金にした理由

心から信頼する相手に裏切られたことがあまりにショックだったから

 


 

織田信長の事蹟を、永禄十一年から天正十年の本能寺における最期まで、全十五巻に記述する。大田牛一撰「信長公記」を根幹としつつ、多くの諸記事を撰述附加したものであり、伝統的な戦記文学として近世を通じて愛好された著作。寛永元年板本を底本として頭注を加えた。また、「清須合戦記」「道家祖看記」「南蛮寺興廃記」「総見院殿追善記」を収めて信長の生涯を更に明らかにする。

 


 

 


 

織田信長の有名なエピソードのネタ元はこの本だった!?
信長公記とは織田信長の旧臣太田牛一が記した信長の一代記である。信頼性が高く、信長研究における必須の史料として知られている。
本書はこの一級史料を現代語に訳し、21世紀の読者にも理解でいるよう、注釈をつけるなど、再編集をほどこしている。
当時を生きる武将たちの姿を活写した本書は、信長ファン必読の一冊である。
*本書は2013年に刊行された『現代語訳 信長公記』(新人物文庫)を再編集したものです